人工芝うんちく
芝生と雑草と人工芝の違い
● 芝生と雑草は違うもの
突然なのですが、実は芝生にも雑草が生えます。
実はというほどではないのですが、
時々、芝生と雑草を混同されている人もいるそうです。
芝生というのは、本来の意味としては、
「芝」と呼ばれる品種の植物が土地を埋めている状態です。
基本的に単一種もしくは数種類が
人工的に植えられ管理されているものです。
日本芝や高麗芝、洋芝などの種類があります。
一方で雑草というのは、複数種が
管理されない状態で自由に伸びている状態です。
これらは芝と呼ばれる種類の植物以外も多く含まれます。
そのため、芝生の中にも雑草が生えるということが起こります。
● 天然芝と人工芝は違うもの
芝生は基本的に人工的に作られるものですが、
元は植物の天然芝を使います。
対して人工芝は、元の素材が植物ではなく
化学繊維ですから、完全な人工物です。
植物を使って景観を作ったものが芝生、完全に人工的に作ったものが人工芝です。
基本的にはこういった部分で違いがあると考えて良いでしょう。
● 人工芝には雑草は生えない?
それでは、人工芝には雑草は生えないのでしょうか?
答えは、残念ながら「生えます」。
とは言っても、人工芝の中から
ニョキニョキと生えてくることはありません。
人工芝のマットやタイルの下にある地面から
雑草は生えてきます。
頼んでもいないのに生えてくるのが雑草というものですが、
この雑草は排水用の穴や、
人口芝のちょっとした継ぎ目の部分から生えてきたり、
風によって土と一緒に種子が飛ばされてくると、
人工芝の上からでも生えることもあります。
人工芝を設置する際には、
雑草が生えてこないように防草シートを敷いたり、
除草剤を撒いたりして、
できるだけ雑草が生えてこないようにします。
それでも絶対ということは無く雑草は生えてきますが、
明らかに品種が違うものが生えてくるので
すぐにわかりますし、
かなりの防草効果がありますので、
天然芝による芝生と比較すると圧倒的に手間がかかりません。
ちなみに、人工芝がわざわざ開発されたのは、
天然芝にもデメリットがあるからで、
それを克服するために作られたと言って良いでしょう。
雑草もそのひとつです。
● 本当の芝生は雑草では作れない
公園などでは、雑草がある程度刈り込まれて
キレイに見えれば芝生と呼ぶこともありますが、
それは本当は芝生ではありません。
本当の芝生というものは、雑草では到底作れないのです。
ちゃんと芝生を作るなら、
天然芝もしくは人工芝を使うべきで、
美しさ、触感、水はけ、伸び具合、全くもって次元が違います。
(残念ながら必要コストも・・・)
見た目がよければ良いという場合は別として、
芝生には芝生としての機能がありますから、
それをしっかり果たしてくれる芝生を作ってほしいものです。
芝生作りには、
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